「座る部屋」
リビングルームっていいますよね
「living」ですから、roomがついて「生きる部屋」、「生活する部屋」
と意味するのだろうか?
どうやらリビングルームの語源は、英国庶民の生活風景に求めら
れます
暖炉の火が赤々と燃える一室に集まり、料理をし、食べ、飲み、
語らうことから、その空間を呼ぶようになったとか…
それって、ダイニングルームのような気がします
和英辞典で「居間」を引いてみました
「a living room」……その横にもう一つ
「a sitting room」とあります
これです
まさしく、座る部屋です
私たちが通常リビングと呼んでいる部屋は英国では「sitting roo
m」と呼ばれ、もともとは「座る部屋」だったのです
では、もうひとつダイニングもダイニングチェアーを用い、座っている
のに、座る部屋の概念はないのだろうか?
ということになるが、どうなのだろう?
またまた、調べたらこう書かれていました
ダイニングルームは「腰掛ける」と言う概念があり、チェアーの高さ
H=400以上を言い、リビングルームの概念「座る」と言うのは、
H=300より低いところに座ることを意味するようだ
(いちいち高さは測らないだろう、たぶん)
ダイニングでは「腰掛け」て作業をするスペース
リビングは「座って」リラックスするスペース
腰掛けたり、座ったりすることはH=高さが関係して、その高さがリ
ラックス度合いを決めているのだ
かなり、おもしろい思考です
この意味を調べると、これからの設計や企画に、また新しいアイデ
アを生み出しそうな気がします