築古戸建リノベーション事例
今回は築古戸建のリノベーション事例をご紹介させて頂きます!
リノベーションでほんとにキレイになるのかな・・・
築年数が古かったり、狭くて暗かったりすると、ちょっと不安になりますよね。
しかしスケルトンリノベーションは、躯体のみを残して解体します。
間取りもデザインもゼロからつくるため、既存の状態は関係ありません。
そもそもリノベーションって?
実は、リノベーションとリフォームともに国で定められた明確な定義はないのです。メディアや、リフォーム会社が、それぞれの解釈で使い分けているのが現状です。どちらの言葉で表現しても間違いではないのですが、住まいに手を加える時の意図や目的で使い分けられています。
リフォーム:「元に戻す」
部分的・表層的な改修工事で、古くなった住まいを当時の状態に原状回復する
リノベーション:「つくり変える」
間取りから内装・配管などすべてをゼロから考え直し、これから住む人たちの暮らしに合わせてつくり替えることで機能を刷新し、新しい価値を生み出す改修をリノベーションと言います
中古住宅は、その建物が新築された当時の暮らしに最適化された間取りや内装になっています。それをどう変更するかという発想で考えるのではなく、現在の暮らし、住む人のライフスタイルに合わせる家づくりをするのがリノベーションです。
今回の事例
市川市 「東京メトロ東西線 行徳駅」徒歩7分
物件概要:昭和49年築(築46年) 木造2階建て 延べ床面積:66.91㎡(20.24坪)
の建物をリノベーションしました。
建物の主要構造部分のみを残し、スケルトンリノベーションしました!
建築中
解体により基礎の破断も見つかり、修復・補強。構造上必要な部分以外は撤去し新たに耐震補強等を施し新築同様に仕上げていきます。建築士のアドバイスで耐震性を考え、要所の壁には、筋交で補強を加え、構造用合板を張り、更に強度を増すため金物で補強を行いました。
こうすることで建物全体がしっかりし、現在の耐震基準に則った建物へなり、「耐震基準適合証明書」が発行出来ます。
築古の建物で耐震が弱くても強度が足りないところに補強し強化すれば安心ですね!
「耐震基準適合証明書」については後日掲載いたしますが、その他税金面での優遇もございます!
さらに古くて暗い印象だった和室を開放的なLDKにリノベーション!冬は家全体を暖めてくれる床暖房も設置し断熱材も床・壁に敷き詰めることによって、夏場でも外の熱を室内へ入れず、室内の冷気(エアコン等)を外に逃がしません。
ビフォーアフター
外観は断熱性能に優れたサイディングを張り、窓はペアガラスによって更に断熱性能アップ。
セキュリティ面は各窓に断熱シャッターを設置しました。
暗い感じがした玄関も段差の高さを極力なくし明るい玄関へ変貌しました。
洗面も余分な壁を取り払い剥き出しだった洗濯機置場を新設、脱衣場・洗面所の使い勝手をアップ
浴室の広さは変わってませんが、丸ごと入れ替えることによって、機能・安全性・明るさが劇的に変わります。
浴室に換気乾燥暖房機能は付いておりますが、窓があるのはプラスになりますので、新品のペアガラスに入れ替え外からの進入を防ぐ面格子を付けてあります。
1階の居間と和室部分をリビングに変更し、使いやすい形にしました。床暖房も設置してありますので冬場は助かりますね♪
メインの壁に貼ったアクセントクロスが白い床・黒いサッシのおかげで際立ちます。
キッチンは間取り変更により独立型のキッチンスペースにしました。
独立型にすることにより、他の人にキッチン廻りをみられることもないですし、奥様のプライベート空間になります。
しかも場所を変えたことにより作業スペースが広めの大型キッチンが設置できたのです。
さらにシステムキッチンなので、収納力も多く、お手入れも・掃除も簡単になり食洗器も標準で付いております!
ただの和室がシンプルな色合いですが使いやすい洋室に様変わり!将来的にお子様のお部屋にぴったりです。
今にも床が抜けそうなバルコニーでしたが、解体後一から作り直し、防水加工・手すり付きのバルコニーへ
物干しを標準で付いています。
まとめ
今回は、戸建リノベーションをご紹介致しました。リノベーション後も長い年月安心して住めるような安全な状態になっているか?表面を塞ぐ前にどのような補強を施しているのか?一戸建て(一軒家)リノベーションこのようなことが最も重要になります。
「建替えしてしまおうか、水まわりの入替えやクロスの張替えなどのリフォームだけにとどめようか」など、リノベーション以外の選択肢もあるため、悩まれる方も多いかと思います。
リノベーションのメリットは何と言っても、建替えと比べてその費用を抑えられる点です。
リノベーションでは、補強は必要となりますが、基礎や柱は使いまわすため、その分費用を抑えることができます。
さらに現行の建築基準法では、家の敷地が幅4m以上の道路に2m以上接しないと立てられないという接道義務がありますが、古い住宅地では幅が4mに満たないこともあります。
その場合、建て替えるときに道路中心線から2mまで敷地を後退させる必要がありますが、リノベーションでは、現行の建築基準法の適用を受けないため、もともとの大きさを保った家づくりが可能になります。
また、少子高齢化が進む中、今や日本全国の7軒に1軒が空き家といわれ、今後もその割合は増え続けるといわれています。手を入れれば十分住まいとして使える建物がこんなにたくさんあるのに、これを使わないのはもったいないですよね。
また、古家を解体すると大量の廃材が生じ、新築時には木材をはじめ、大量の建材が必要になる。
環境負荷を考えても、すでにある資源を有効に活用できるリノベーションのほうが、新築よりエコロジーであることは間違いありません。
いかがでしたか?いまお持ちの戸建をリノベーションしたい!リノベーションしてある物件を購入したいなどございましたら、一度ご相談くださいませ。